夏休み研究「不思議なきのこ」

夏休みの研究課題にお困りの方に、「冬虫夏草」の研究はいかがでしょうか?

「冬虫夏草」は、「きのこ」の一種ではあるのですが、高温多湿の日本の気候を好む「きのこ」としても知られています。

現在、世界各地で多くの冬虫夏草の存在が知られていますが、日本でもかなりの数の冬虫夏草の報告が行われているようです。「冬虫夏草」の大きなその特徴は、昆虫や菌類を宿主として、寄生する事で、成長していく姿にあります。

実際には「きのこ」は、植物の仲間はないのですが、「冬虫夏草」という名で呼ばれています。「きのこ」が、植物ではないという事に、驚かれた方も多くいるかもしれませんが、「きのこ」は、光合成を行わない事から、植物には含まれないとされているのです。

森や街中で冬虫夏草の存在は、初心者の人々には、みつけにくいとされていますが、最近では、写真付きのガイドブックなるものがいくつか出回っているようですので、お住まいの周辺を散策しながら、その存在を追ってみる夏休み研究も楽しいかもしれません。

旅行先の道端で、うずくまって地面を張っているようでは、怪しまれる可能性もありますが、それ以上に、素晴らしい自然の中の発見や出逢が、良い研究結果に繋がるかもしれません。「冬虫夏草」のように、自然の中には、多くの不思議な生物が息づいているのです。